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            • ディレーティング(定格下げ)
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          • Definition(s)
            • 部品にはそれを破壊することなく正常に動作させられる限界があり、その限界は通常はその部品の仕様の一部として規定されている。しかし、この限界近くで使用した場合には、その期待寿命がかなり短いものとなる (あるいは、故障率が高いものとなる) ことが多い。 部品の故障はストレスの累積によって引き起こされると仮定すれば、ストレスを軽減すれば寿命を長くできる (故障率を下げられる) ものと考えられるが、実際にこれは多くの場合について適用できる。このストレスの軽減がディレーティングと呼ばれるものであり、これは信頼性設計の重要な要素である。ディレーティングは、安全余裕を与えて偶発的な過大ストレスによる故障の可能性を低減するという効果も持ち、これも信頼性の向上に寄与する。 電子部品に対する主要なストレスは、温度、電圧、電流、及び電力である。ディレーティングの効果はその部品とストレスとによって異なるが、影響が大きい要因については、大抵はそれぞれの部品メーカーから資料を入手できると思われる。また、有名な MIL-HDBK-217 のような資料を参考にすることもできる。 電解コンデンサなどについては、温度を 10℃ 下げれば寿命が 2倍程度となることが期待できると言われており、これは温度の影響の推定のために使用できる。これを単純に適用すれば、例えば 105℃ で寿命が 1000時間の電解コンデンサは、 35℃ で使えば 100,000時間程度の寿命が期待できそうだということになり、適切なディレーティングが信頼性の向上に極めて大きな効果を持つ場合があることがわかるであろう。 だが、全てのストレス源が同じような効果を持つわけではなく、例えばアルミ電解コンデンサについては電圧のディレーティングはそれほど効果的ではないと言われている。 電気製品の EMC/安全適合性 - by Yasutomo Kanazawa
          • Example sentence(s)
            • さらに、ストレスを下げ過ぎると信頼性が低下する場合があることにも注意が必要である。例えば、スイッチやリレーのような部品は、接点に与えるエネルギー (電圧、及び電流) が低過ぎると接触不良を生じやすくなることがある。また、自己回復性 (電極の局所的な短絡が起きるとその部分にエネルギーが集中してその部分の蒸着膜を破壊し、絶縁を回復させる) を持つメタライズド・フィルム・コンデンサは、印加する電圧が低過ぎると自己回復動作が行なわれなくなり、結果的に信頼性が低下する可能性がある。 - 電気製品の EMC/安全適合性 by Yasutomo Kanazawa
            • 例えば、半導体を使用した電子デバイスのデータシート(仕様書)を読むと大抵ディレーティングと言う表現があちらこちらに出てきます。又ディレーティングとセットで登場するのが「寿命と信頼性」と言う言葉です。 ディレーティングと寿命と信頼性はどうやら親密な関係にあるようです。 - La Energia del Sol ~お天道様の恵 by Yasutomo Kanazawa
            • derating(ディレーティング) 素子の故障率を少なくする目的で、素子の定格よりも十分低いストレスで意図的に使用すること。過度のディレーティングは、素子形状の増大(=装置形状の増大)・部品単価の上昇等を招くことがある。 ディレーティングを考慮する場合、次の事項にも注意を払うこと。 ・その素子の周囲の温度、自分自身の発熱による温度上昇 ・短時間に印加される大きなストレス(平均ストレスを考慮しただけでは不十分) - T_EL_E 電気関係用語集 by Yasutomo Kanazawa
          • Related KudoZ question
  • Compare this term in: Serbian, Croatian, Albanian, Bulgarian, Chinese, German, Greek, English, Spanish, Persian (Farsi), Finnish, French, Hungarian, Italian, Latvian, Polish, Portuguese, Romanian, Russian, Slovak, Thai, Turkish, Ukrainian

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